ECはどんだけ成長してる?
ブラックストーンによる物流施設の買収
今日の日経で興味深い記事がありました。
米ブラックストーン、物流施設に1000億円 「ネット経済圏」拡大見込む
要旨
・米大手投資ファンドの”ブラックストーン・グループ”が1000億円つぎ込んで日本の物流施設を買う
・物件は5〜6棟でアマゾンの重要拠点
・物販全体に占めるECの割合は2018年時点で米国の約10%に対して日本は6%にとどまる
なるほど、強気ですなーと思いましたが、裏打ちされたデータを紹介していきます。
経済産業省報告書 日本のEC事情は?
今年の5月に経済産業省から出ている「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基礎基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」を基に考察していきます。
これを見ると見事な右肩上がりですね。EC化率に目をやると年々上昇しています。しかし、確かに6%台でまだまだ成長の余地はありそうですね。自分の購買行動を振り返ってみると、確かに増えてますね。週末も「Amazon prime day」ということで、まとめ買いしちゃいました。
ちょっと振り返って、昔は店舗で買ってたけど、今はECで買ってるものは何があるか、考えてみました。
- 本
- CD
- 米
- 文房具
- 日用雑貨、消耗品(コーヒー豆、サプリ、シャンプー等)
本は、書店で買うのが減りましたねー。また、「Kindle 」の登場によって、電子書籍を買っちゃいますねー。だって、安いですからね、リアル本より。重くないし。でも、書店は大好きなので、行く事はありますし、ついでに買うこともあますね。
でも、CDはやばいですね!私は音楽大好きで、CDやレコードで1000枚は持ってますが、最近、店舗でCDを買った記憶がないですね。大学生の頃は、レコード屋を毎日物色して、新譜はタワレコで買って、黄色い袋を持って歩いていましたねー。(あれって、非常に良くできた広告塔戦略ですね)それくらい、CDを買いまくっていた私ですら、店舗で買わなくなったら、そりゃあCD屋も潰れますよね。後は、配信サービスがデカイですよね。1000円払ったら聴き放題って、CD1枚買うより安いですから、消費者としてはそちらを選ぶのは必然ですよね。
それから、ガジェット系。これは、好みがあると思いますが、スマホ周りのアクセサリーだったり、PC周りのアクセサリーだったり。
米。これは、非常に重宝してますね。私は車を持っていないのですが、5キロ、10キロの米袋を抱えながらのスーパーからの家路は、なかなか大変ですからね。玄関まで運んでくれる業者様には感謝してます。そう考えると、高齢で車を持っていない方は、どうしてるんですかね?あれ、これって、ビジネスチャンス?
それから、文房具類。それ程金額は行きませんが、やはり在庫数が圧倒的ですね。リアル店舗は物理的な制約で、格好良く言えば、キュレーションしたものだけを置いてますが、ネットは何でもありますからね。何店舗もハシゴして探すということが、ないですよね。
最後に日用雑貨。皆さん使ってますかね『Amazon 定期便』あれは、ヤバいですね。シャンプー、洗剤、コーヒー豆、トイレットペーパー等の消耗品を自分が決めた頻度で定期的に届けてくれる。しかも、10〜15%割引で。よく考えられた“win-win”のシステムですねー。消費者は、在庫管理と買い物の必要がなく、売り手は早期に売上を将来まで見越して確保できる。上手く考えたもんです。まんまとAmazonの術中にはまってしまっています。
世界のEC市場は?
これは、かなり新しいデータですね。CAGRが27.3ですよ!特にアジアがやばいですね。まぁ中国でしょうなー。
ちなみに最初のグラフから簡単に計算した日本のEC市場のCAGRは11.04です。もちろん伸びてますが、世界全体と比べると成長率は緩いですね。
国別のEC市場規模は?
まぁ、やっぱりダントツで中国でしたね。倍以上とは。
でもこれからは、伸び率は落ちるでしょうね。潜在的な可能性を秘めているのはやはりインドですかねー。
何が考えられる?
結局、何が言いたかったかと言えば、EC関連株は投資対象として十分に有りということですね。堅実にAmazonという考えもありますが、一発ドカンと狙うならインドのインフラ関連とかは十分に可能性ありそうですよね。なので、私が買った世界進出を目論んでいる無人物流の「ダイフク」も十分に可能性あるかなーと思いました。皆さんもニュースソースから一発狙ってみると面白いですよ!