情報銀行 part3『moraco』というアプリについて

なんだこれ

moraco

ふとしたきっかけで”moraco”というアプリが、ローンチしそうだと知りました。

なんだか、仰々しい煽りです。

moracoはあなたの情報を貯め様々な価値に
変えることができるデータウォレットアプリです

とのこと。

これって、情報銀行がやろうとしていることそのものじゃん

民官がこうやってやるのを、日本が先立って国が取りまとめようとしてるんじゃないの?と思って、当ブログでもまとめてきました。

情報銀行 part1

情報銀行 part2

それで、もう直接聞いちゃえってことで問い合わせしたところ、丁寧な回答を頂いたので掲載します。
快く許可を頂いています。

野村様

 

お世話になっております。Enbowl株式会社の笹原です。

お問い合わせいただきありがとうございます。

 

1.「moraco」が担おうといている役割は、そもそも「情報銀行」が実施しようとしている役割かと思われます。「情報銀行」が担う役割と何が違うのか教えて下さい。私の理解では個人がデータを提供する先は「情報銀行」に限られる枠組みで政府及びSIPで検討が進められていると認識しています。「データ活用者」は個人から直接データを吸い上げることは無く、情報銀行から提供されるスキームと理解しています。

 

A.

野村様の仰る通り、moracoは情報銀行のスキームを活用しております。

 

個人がデータを提供する先は「情報銀行」に限られる枠組みで政府及びSIPで検討が進められていると認識しています。

 

こちらに関して注釈をしますと、現時点では、「情報銀行」という制度は整備されつつありますが、情報信託機能の認定スキームの在り方については議論が続いている状態です。

弊社も順次状況に応じて対応をしております。

 

総務省URL:

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/information_trust_function/index.html

 

2.個人に提供する具体的な対価を教えて下さい。「モノやサービス」との記載がHPにありますが、「モノやサービス」との表現はあまりにも漠然としています。具体例を示して下さい。

 

A.

現時点では、タスクを完了することで得たmoracoポイントはLINEポイントやAmazonギフト券と交換をすることができます。ゆくゆくは、moraco内に貯まったパーソナルデータを元に、ユーザー1人ひとりに最適化されたクーポンや情報が得られるよう設計していく予定でございます。

 

3.スコアリングをする意図を教えて下さい。J.SCOREではいくらまでお金を貸せるかを判断する材料として、スコアリングすると認識しています。御社のような「モノやサービス」を提供する際にスコアリングがなぜ必要なのか、教えて下さい。

 

A.

moraco内でのスコアリング機能としては、より信頼度の高い情報を提供しているユーザー対して、スコアが上がるように設計しており、スコアが高くなるほど、受けられる特典の種類や内容も充実していきます。

 

4.分散型PDSとはどのような物ですか?ディザスタリカバリのための分散化とは違う印象を受けますが、具体的にどう違うのですか?また、プレスリリースには「個人は自分自身での利用はもとより、他の人と安全に共有できるようにしよう仕組み。(原文ママ)」とありますが、分散化されて暗号化されたデータが企業は承諾された範囲のみ利用できるのに対し、個人は”他の人と安全に共有できる”仕組みが理解できません。よろしければ詳しく教えて下さい。

 

A.

moracoは、パーソナルデータを個人が保有する端末などで蓄積・管理することを分散型PDSと解釈しております。ユーザーの情報を自社DBには原則保管せず、アプリ内に保管しております。ユーザーは自身の手で情報を管理し、自身の意思で情報を提供することができ、ユーザーが企業に情報を提供する際にブロックチェーン上に記載をすることで、情報の信頼性を担保する設計をしております。

他に何かご不明点などあればお気軽にお問い合わせくださいませ。

何卒宜しくお願いいたします。

まぁ、非常に真摯に丁寧に回答して頂けたので、感謝しています。

皆さんがどう取られるかは個人の自由ですが、私とは意見が異なりますね。国がまとめるべき。これだけです。

 

 

今日のアルバム

Give Out but Don’t Give UP : The Original Memphis Rcorordings/Primal Scream

“Rocks “きっとみんなが知っているキラーチューン。その曲が収録されたアルバム「Give Out〜」が発売 されたのが、1994年。
キラキラして、イカしていて、格好良い、これぞロックだ!と思ってました。
私は高校生で、ブルース好きの生意気なガキでしたが、ストーンズの香りがする曲が数曲あって大好きでした。よく聞いてバンドで何曲かコピーしてました。
で、当時はロッキンオンとかも熟読していたので、アルバム発売の前に、「丸々一回ボツにして撮り直した」ってボビーが言っているのをなんとなく覚えていたんですね。そしたら、そのアルバムのマスターがメンバーのガレージから発見されて発表されたのが、このアルバムです。

これが、いいんですよ。良い意味でキラキラしてなくて、泥臭くて、ゆったりしていて、レイドバックしていて、まさに60年代、70年代のかおりがするんですよね。まぁ、トムダウドがプロデュースってことも往々にしてあると思うんですけど、同じメンバーで曲も被ってるものが多いんですけど、こうも違うものかと思いますね。面白いもんです。去年の夏頃、個人的に落ち込んでいてこのアルバムばかり聞いていました。

まぁ、スクリーマデリカ出した後に、このイモいアルバルをボツにした当時のレーベルの判断は賢明だったでしょうね。今聴くと良いですよ。皆さんも是非。