日本の企業は世界で勝てるか?研究開発費(R&D)から見る将来展望

日本は世界に勝てそうにない!!

R&D 研究開発費

今日の日経にこんな記事が出てました。

一見すると、日本企業も研究開発費に過去最高金額をかけていて、トヨタは1兆1000億円!。てことで、すげーなーと思いがちです。

ところが、記事を読み進めていくと世界のトップ20位以内に日本企業は1つも入っていないと。
1位はAmazonで288億ドル(約3兆円)てことは、トヨタの約3倍!

R&Dへのは投資は、将来への投資ですからね。単純化すると、将来3倍差をつけられるってことですよ。

去年の世界の企業の研究開発費(R&D)はどうだったか?

“https://www.statista.com/statistics/265645/ranking-of-the-20-companies-with-the-highest-spending-on-research-and-development/”より引用

これは去年のランキングです。あれ、トヨタとホンダがランクインしています。

ということは、この1年で日本の2企業がランク圏外に落ちている。

でも、トヨタは今年過去最高の研究開発費を注ぎ込んでいるということは、世界で有望な企業がどんどん増えているか、日本が追いつけていないという事実です。

実際にトヨタAmazonの差を比べてみると2.2倍が3倍へと差を広げられています
たった、1年でこの差はやばいですよね。

トヨタの自覚

ただ、救いはあると思っています。

豊田章男社長です。

今年の労使交渉が異例ですが、公開されています。

1番現状を理解し、今のままじゃダメだと、世界で勝たなければと1番思っているのは豊田社長ですね。
この人がトップで会社を引っ張って貰えば、少なくとももう少しは持つかと思いますね。

ソフトバンクのやり方

全く違ったやり方で勝負している人もいます。

孫 正義

孫さんは青田買いですよね。
Uberだろうとなんだろうと、今話題になっている会社には大抵早い段階でツバをつけていますね。

それから大胆なM&A。覚えていますか、ダイエーホークスを買っているんですよ。それにボーダフォンや米スプリントに英アームと大胆なことをドンドンやっています。これを創業者1代でやりきってますからね。恐れ入ります。

ソフトバンク関係者と最近話しましたが、孫さんはソフトバンクをまだ「ベンチャー企業」と思っているそうです。

だから、大胆な事にドンドン突き進んで行けるんだと、腹落ちしました。

結局、日本は世界に勝てるのか?

なんだかんだ言って、まだ世界3位の経済大国であることは事実です。

日本を代表する経営者2名を紹介しましたが、あと気になるのはIT企業の躍進ですね。

米では、GAFAに代表されるメガテック企業がトップを走っています。中国では、BATHですね。

日本は?と言われると出てこないんですよね。日本のメガテック企業が早く芽を出すことが、これからのキーになると思います。

 

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