日本人の発想力も捨てたもんじゃ無い
渡部教授 イグ・ノーベル賞受賞!
今日の日経にこんな記事が出てました。
日本人の好奇心、革新へ小さな芽:日本経済新聞
明海大学の渡部教授がイグ・ノーベル賞受賞!
テーマは『5歳児の唾液の量』
面白いなーどうやってデータを集めたか?
『chewing,chewing and spit out!』日本人が13年連続受賞って、素晴らしいな!#イグ・ノーベル賞 https://t.co/OFAZ2JviDw
— サイレース@目指せアーリーリタイアブロガー (@ff5932) September 23, 2019
明海大学の渡部教授がイグノーベル賞を受賞!
テーマは、『5歳児の一日のだ液の量』。
いいですねー、くだらないですねー。
でも、授賞式の動画を見ましたが、25年研究し続けてきたそうです。
被験者は息子さん達。よく続けましたねー。
授賞式の動画を見ましたが面白いですよ。是非見てください。どうやって唾を集めていたか実践するんですが、その模様があまり上品では無いので、小さな女の子が乱入してきて「もうやめて!!」と繰り返し叫んで、スピーチ終了。なんとも自由な雰囲気で微笑ましいです。
50分頃から渡部教授の授賞発表とスピーチが始まります。是非視聴を。
イグノーベル賞とは?
なんとなくはわかっているつもりでしたが、改めてWikiの定義を確認してみました。
1991年、ユーモア系科学雑誌のマーク・エイブラハムズ編集長が廃刊の憂き目に遭いながらサイエンス・ユーモア雑誌『風変わりな研究の年報』 (Annals of Improbable Research)を発刊する際に創設した賞であり、面白いが埋もれた研究業績を広め、並外れたものや想像力を称賛し、科学、機械、テクノロジーへの関心を刺激するためと始めた。 その雑誌と編集長がイグノーベル賞を企画運営している。共同スポンサーは、ハーバード・コンピューター協会、ハーバード・ラドクリフSF協会といった世界のSF研究会が数多く協賛する。
毎年9月もしくは10月に「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」や風変わりな研究、社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。このようにインパクトのある斬新な方法によって、脚光の当たりにくい分野の地道な研究に、一般の人々の注目を集めさせ、科学の面白さを再認識させてくれるという貢献に繋がっている。
“https://ja.wikipedia.org/wiki/イグノーベル賞”から引用
結構、昔からやってるんですね。
それで、特筆すべきことは日本人が13年連続受賞しているそうです。
自由でユニークな発想が求められる分野で、世界で認められ続けているというのは捨てたもんじゃないですね。
過去の受賞歴は?
13年連続受賞ということで、たまごっちとかバウリンガルが受賞したことは記憶に残っている人も多いと思いますが、他にもユニークな受賞作品があったので抜粋します。
1992年 | 医学賞 | 「足の匂いの原因となる化学物質の特定」という研究に対して |
1995年 | 心理学賞 | ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功したことに対して |
1999年 | 化学賞 | 夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー「Sチェック」を開発した功績に対して |
2013年 | 化学賞 | たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、涙を誘う「催涙物質」が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究 |
2014年 | 物理学賞 | 床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究に対して |
たまねぎとバナナは思い出しましたねー。
ハトを訓練して絵を区別させるって、まぁ本当にできたんでしょうねー。面白いなー。
今後も連続受賞は続くか?
今まで受賞された方達は、それなりの年齢の方が多いと思うんですよね。「長年の研究の成果が認められて」とかって話が多いので。今回の渡部教授も68歳だそうです。
渡部教授の世代層の方は、厳格で真面目な印象が私はあります。真面目だからこそ、くだらないと周りに思われても続けられたかもしれませんね。
その下の世代層としては団塊の世代、団塊ジュニア、果てはゆとり世代と続きますが、今はインターネットがあり、世界の距離は近くなっているし、スポーツの世界を見ても日本人の活躍が目覚ましいです。
来年以降も面白い研究をされている方が、どんどん出てくることを期待しています。
おまけ
イグノーベル賞への寄付は以下のリンクから。