RPA様様
三菱UFJが思い切った施策に出るようです。RPAに仕事をさせてその分3000人を配置転換!事務作業をやっていた人を営業か海外へ!うーん、色々とすごいですが、今日の記事から。
本部にいる人6000人を3000人に!RPAに23年度までに3000人分の作業をやらせて、浮いた3000人は営業か海外へ!RPAごときができてた事務作業員がいきなり海外ねー。富士通がやったリストラの香りが…
三菱UFJ、本部人員半減:日本経済新聞 https://t.co/46SPfrhGNu— アルプラゾラム (@ff5932) 2019年4月27日
三菱UFJのRPAへの取り組み
まーた、流行りの技術に飛びついて、PoCでちょこっと成果が出たからえいや!っと配置転換かと思ったら、ちょっと違いますね。真剣に今まで取り組んでいたようです。
三菱東京UFJ銀行が可能性を拡げる、金融機関でのRPA導入による業務効率化 | MUFG Innovation Hub
「三菱東京UFJ銀行が可能性を拡げる、金融機関でのRPA導入による業務効率化」という記事が2017年8月に出ていますね。記事によると
- RPAが存在しなかった3〜4年前からから手作業の多い業務の自動化を検討していた。
- 2017年時点で約20業務、累計2万時間の作業を削減していた。
少なくとも記事が出た2017年の4年前と見積もっても2013年から検討していたと、それで成果も出たいたと。真剣に取り組んでいたんですね。この時点で2万時間の削減できていたと。1人月間160時間働くとして、年間で10人減らせる段取りができていたと。
さらに、こんな記事も。
三菱東京UFJ銀行、RPAツール導入で2000件超の手作業を自動化 – ZDNet Japan
2018年時点で2000件の手動プロセスをRPAツール「Kofax Kapow」とビジネスプロセス管理基盤「Kofax TotalAfigity」を用いて2021までにデジタル対応の完了を目指していると。
対象業務は、顧客の新規登録、口座開設、住宅ローン申し込みなど。これが結実して、今回の配置転換に繋がったと思われますね。
でも、この「Kofax」みなさん知ってますかね?私は不勉強で知らなかったです。次はこれについて。
Kofaxって誰?
– インテリジェント・オートメーション、 RPA、キャプチャ | Kofax
RPAの老舗みたいですね。60カ国以上で650社以上の顧客がいると。グローバル銀行の10社中10社が採用!
なんか、すごい事だらけのようですねー。でも社員が35カ国で1600人ってなんか少なくね?
銀行口座開設がどんなに便利になるかって動画はこちら。英語ですが
Account opening automation – Accelerate customer onboarding | Kofax
まぁ、紙の業務がデータ入力になって、顧客も銀行も皆ハッピーという事のようです。
日本の求人もありましたよ。飲み物、お菓子が無料!だそうです。
3000人の配置転換
話は戻って、三菱UFJの3000人の配置転換。
今までの話だと手作業をRPAにやらせると。Kofaxの得意な顧客の新規登録、口座開設、住宅ローン申し込み等ですね。いわゆる「事務屋さん」がやっていた作業。
この「事務屋さん」を営業か海外に配置転換!会社にこもって黙々と事務作業を行なっていた人が顧客開拓のセールストークをしたり、英語で現地の人達と張り合って仕事すると。うん、厳しいですよねー。これって、富士通がやった事と同じ前振りの予感が…
富士通エゲツない…一方の日立はデータサイエンスティストを3000人に拡充する為に教育機関を再編すると。企業の体力の違いですかね… https://t.co/t4BM8of0cE
— アルプラゾラム (@ff5932) 2019年4月17日
まとめ
RPAで業務効率化することは、生産性が特別低い日本において、生産性向上に寄与する救世主かもしれませんね。でも、これによりあぶれた人はどうなるのか?三菱UFJさんの今後を見守ります。