人生100年時代って本当かな? 俺は何歳まで生きるのか?

100歳まで生きるの?

「人生100年時代」って、最近よく聞きますよね?「LifeShift」とかベストセラーでも、定年後の第3ステージをいかに生きるかみたいな。仮に60歳で定年してもあと40年!も生きると。
ただ、ちょっと疑問に思いまして。平均寿命って交通事故とかで亡くなった人も含むよね?不幸にも出産直後に亡くなった人とかも。あれ、60歳まで生きたら何年生きるのが平均なのと思って。
今回は、統計的に見ていきます。

平均寿命とは

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これからの考察は全て、厚労省の資料から紐解いていきます。
平成29年簡易生命表の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life17/dl/life17-15.pdf
「平成29年簡易生命表の概況」
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平均寿命の定義ってわかります?なんとなく、「今生きてる人がみんな死ぬ年齢の平均値?」くらいに思ってません?私は思ってました。漠然と。でも、ちょっと違ってましたね。

平均寿命=0歳の人の平均余命

だそうです。
なので、具体的な数値として、「男:81.09歳、女:87.26歳」という平成29年の値は、

今の0歳児が、男なら81歳、女なら87歳まで生きるのが平均

という事が厳密な定義だそうです。

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主な年齢の平均余命

じゃあ、俺は?俺は?とまぁ大体40歳とするとあと、「42.05歳」生きると。ふむふむ。ん!!
40+42.05=82.05歳
全然、100歳まで生きないじゃん!!18年も足りないよ!!

寿命中位数とは

あれれ、なんかおかしいなー?という所で、もう一つの聞きなれない単語「寿命中位数」について。
まずは定義から。

寿命中位数=出生者のうちちょうど半数が生存すると期待される年数

平成29の値は、以下のようになっています。

男:84.08年、女:90.03年

平均寿命より長いんですね。つまり、男の場合は、

50%の割合で84歳まで生きる!

ということなります。ん!!まだ、16年足りないなー。

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生命表上の特定年齢まで生存する者の割合

そこで、上の図2の「男95歳」のグラフを見てみると平成29年で約10%と読み取れます。

男は、10人に1人しか95歳まで生きない!

ということがわかりました。じゃあ、100歳は更に下がると。

まとめ

人生100年時代に備なきゃって漠然と思ってましたが、100歳まで生きる確率は10%以下だとわかりました。
グラフからもわかるように右肩上がりに寿命中位数も伸びていますが、まぁ私が生きている間は、劇的には変わらないでしょう。
統計的に考えると私は82.05歳まで生きる可能性が高いってことですな。なんか、一気に寿命が20年短くなった気もしますが、これからの人生設計をする上ではちょっと勉強になしました。
50歳でアーリーリタイアしたとしたら、84歳までに34年か。やっぱり、早くアーリーリタイアするに越したことはないな!

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