MaaSの今(国内編)

MaaSの今

トヨタとナビタイム

本日も日経の気になった記事から。
論旨
     ・元々トヨタと西日本鉄道が福岡市で「my route」というアプリを実証実験中
  ・今回は、ナビタイムが加わり現行アプリと連携して機能強化
     ・アプリは「乗り換えアプリ」で、乗り換え案内を電車だけでなく、タクシー、レンタサイクル等を組み合わせて   いる。一部、店舗・地域イベント情報も提供。

“http://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/201907/18_4835.html”より引用

去年の11月から実施していて、好評につき期間延長とのことです。

小田急

他にもないのかなーと調べてみると、小田急が強力なやつをやってますね。

”https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001jpt4-att/o5oaa1000001jptb.pdf”より

もう、なんでもありって感じで組めるところはどんどん組んでやろうって感じですかね。
ちなみに「ヴァル研究所」は「駅スパート」の会社で、「WHILL」は電動車椅子を作っています。

他は?

他にもないかなーと調べてみると、ありました。いや、あり過ぎました。

“https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/smart_mobility_challenge/pdf/20190408_03.pdf”から引用

ここから全文見られますが、経産省が委託調査した結果です。

事業者による取り組み事例がまとめられていますが、いやーあり過ぎ!
簡単にまとめます。

公共交通事業者による取り組み
・JR東日本
・東急電鉄
・小田急電鉄
・みちのりHD
・JapanTaxi
自動車業界による取組
 ・トヨタ(my toute)
 ・日産
 ・マツダ
 ・KTグループ

自動車X通信による取り組み
 ・MONET Tchnologies

通信事業者による取り組み
 ・NTTドコモ
 ・未来シェア

交通サービス事業者による取り組み
 ・ナビタイム

旅行事業者による取り組み
 ・JTB

物流事業者による取り組み
 ・ヤマト運輸
 ・日本郵便

ベンチャーによる取り組み
 ・akippa ダブルフロンティア
 ・電脳交通 notteco
 ・Via WHILL

自治体による取り組み
 ・北海道旭川市
 ・北海道天塩町
 ・etc...

もう最後は、書くの諦めました…
自治体含め、あらゆる業者が躍起になって、覇権を取ろうとしてる様相ですね。もちろん、過疎地とかの必要に応じて取り組んでいるところや、社会貢献という意味合いでがんばっているところも多いと思います。でも、なんでここまでやろうとしているのかと思って調べると合点がいきました。

MaaSの市場規模

矢野経済研究所によるMaaSの市場規模予測は以下のようです。

“https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2092″より引用

なんと、2030年に6兆3,600億円まで拡大するとの予想です。

これは、躍起になりますわな。ほぼ10年後に6兆円の市場が待っていたら、先行者優位を狙って、スタートダッシュしようとしているんですね。納得です。

でも、これから誰がトップを取るか、我々としてはどこに狙いを定めて投資をするか?まだ、ちょっと見えないですね。

ただ、これはあくまで国内の話です。黒船が全部かっさらっていく可能性もあります。

ちょっと長くなったので、次回海外編。お楽しみに。